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尾崎紀世彦さん初孫との思い胸に逝く

 5月31日にがんのため死去した歌手・尾崎紀世彦さん(享年69)をしのぶ会が2日、都内のホテルで営まれ、前々妻で、米ハワイ在住のベティさん(59)、長女の良奈(らな)さん(38)、長男の紀世彦Jr.さん(36)ら600人が参列した。

 良奈さんは、今年2月1日に出産した双子の女児と尾崎さんがハワイで対面したことを明かし、「(孫の誕生まで)生きていてくれてよかった」と号泣。会の最後には、参列者が全員で尾崎さんの代表曲「また逢う日まで」を大合唱した。

 尾崎さんは、いとしい初孫との思い出を胸に旅立っていた。娘の良奈さんはこの日、亡くなる前日まで、2人の娘とともに病床の尾崎さんと過ごしたことを明かし「3カ月ぐらい一緒にいられた。(娘の)3カ月の成長を見せることができてよかったです」と涙ぐんだ。

 良奈さんは2月1日に双子の女児・リリックちゃんとナカナちゃんを出産。尾崎さんは体調が悪いにもかかわらず、初孫との対面を熱望した。医師から「行くなら、いま行きなさい」と言われ、同月下旬からハワイで約10日間、家族水入らずで過ごした。良奈さんは「2人同時に抱っこして、すごくうれしそうでした」と振り返った。

家族水入らず 尾崎さんが帰国後の4月に再入院すると、良奈さんも2人の娘を連れて来日。病床で看病を続けた。しかし、良奈さんらが再び日本を離れた翌日に、尾崎さんは息を引き取ったという。最期をみとれなかった良奈さんは「ゆっくり休んで、孫たちを見守って下さい」と涙をぬぐった。

 家族、友人が集まった会場には「また逢う日まで」のレコードジャケットや71年のレコード大賞受賞時のブロンズ像などが並べられた。御輿(みこし)を担ぐのが好きだった尾崎さんのために、生前の写真を4枚乗せた御輿が登場。神奈川・茅ケ崎市でステーキ店を営む弟・征彦さん(67)ら60人の担ぎ手により、場内を練り歩いた。

 鹿児島でバレエを教えている長兄・彰彦さん(77)は「紀世彦は天に昇る気持ちだと思う」と感無量の面持ちで、弟の思いを代弁した。最後は参列者全員で稀代の名曲を天国へ届けた。♪また逢う日まで‐。尾崎さんのパワフルな声を思い出させる大合唱だった。

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