男子ゴルフ 伊沢丈一郎がデビュー戦で得たもの 父は元賞金王でツアー16勝「出ることに意味がある」の助言
「男子ゴルフ・ACN選手権・第2日」(6日、三木GC=パー71)
2024年にプロ宣言し、今大会がツアー初出場となった伊沢丈一郎(24)=フリー=はこの日4バーディー、6ボギーの73でラウンド。ただ前日86と大きく崩れたことが響いて通算17オーバー、ホールアウト時点で102位という結果に終わった。
デビュー戦を振り返った伊沢は「初日、訳が分かんなくなるほど緊張して、ずっとふわふわしていました」というところから気持ちを立て直し「今日は比較的自分のゴルフができたと思います。昨日のこともあって、吹っ切れた感じです」と話した。
初めて、という部分での緊張に加え、ツアーの雰囲気、さらには熾烈(しれつ)なシード権争いの中に身を置く選手もおり、そうしたムードに「怖じ気づいちゃった」ことで、前日は全くゴルフにならなかった。そこから持ち直す助けとなったのが、父であり、元賞金王でツアー16勝を誇る伊沢利光だった。
前夜、連絡があり「出ることに意味がある。(スコアを)恥じることはないよ」と語りかけてくれた。
心が軽くなり、自身のプレーを取り戻すことができたが、それだけでは「出る意味」をコンプリートできない。普段から父とも、また同じ福岡出身で父と親交のある小田孔明ともラウンドを行う。2人の元賞金王らとプレーできる恵まれた環境にあるが、そこでの「いいショットが枠内に収まる、では全然通用しないことが分かりました」という。
「父も、孔明さんもトップで戦ってきた。そことの考えの甘さを実感できたのは、ここでプレーしないと分からないことでした」と話し、さらに「自信を持って振ること、の意味が分かりました」と、前日とこの日の違いを自分の中でしっかりと消化できた。
今後は九州サーキットなどで腕を磨き、来年のプロテスト、QTに挑戦、トーナメント出場権を目指していく伊沢。この2日間の気づきをプレーに落とし込んで、“父超え”を目指していく。
