ベテラン上井邦浩が初優勝視界に捉える
「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・第2日」(26日、泉ケ丘CC=パー71)
ベテラン上井邦浩(42)=三好カントリー倶楽部=が5バーディー、1ダブルボギーの68でラウンド、通算11アンダーとし、午前組では首位でのホールアウトを果たした。
前日、ティーショットをラフに打ち込み、プレーするために抜いていたコースとギャラリーを隔てるロープ用の杭を、ショット後、再び刺した際に右手を強打。「ピッチマークを直すのも痛かった」と話していたが、この日は電磁波治療などでかなり良化。
ただ前半15番パー4で2打目がグリーンオーバー。3打目を乗せられずというトラブルに見舞われた際、多少の痛みは残っていたためピッチマークを直さずボギーパットを打ったところ「そのピッチマークでコースが変わって」ダブルボギー。「“逆けがの功名?”ですね」と頭をかいた。
それでも1番で一つ戻すと、8、9番と連続バーディーフィニッシュだ。「手が痛いとか言わなかったらよかった。みんなに『大丈夫?』とか聞かれて。恥ずかしい」と好スコアに苦笑する。
7試合ぶりの予選突破は優勝争いだ。「久しぶりに土曜日、ぼーっとせずにすみます。起きられるかな」とリラックスムードで自身初優勝のかかる残り2日に挑んでいく。

