「女子ゴルフ・ソニー日本女子プロ選手権・第２日」（１２日、大洗ＧＣ＝パー７２）

　前日から持ち越した第１ラウンドの残りと第２ラウンドが行われ、日没のため一部の選手が競技を完了できずサスペンデッドとなった。競技を終えた中では、第２ラウンドで６バーディー、１ボギーの６７をマークした金沢志奈（３０）＝クレスコ＝が通算７アンダーで、７２の桑木志帆とともに２位につけた。６５をマークした佐藤心結が通算１０アンダーで首位に立った。

　初優勝を目指す金沢が第２Ｒの後半にボギーなしの５バーディーと猛チャージ。６７と一気にスコアを伸ばし、暫定２位の好位置で四大大会を折り返した。８番（パー３）では実測１８７ヤードを７番ウッドで１メートルにつけるスーパーショットで観客を沸かせた。「ちょっと出来過ぎ。特に後半の３１はよくやったと思う」と自画自賛した。

　今大会の大洗ＧＣには茨城県笠間市の自宅から車で約３０分。「数え切れないほど回って、隅々まで分かっているつもり」と学生時代から慣れ親しんだ準ホームともいえる舞台で躍動した。

　同じく茨城で開催された５月の四大大会初戦、ワールド・サロンパス・カップは２位で決勝ラウンドに進みながら、失速して２９位に終わった。「まだ２日目。精いっぱい、自分のことに集中できたら」と今度は手綱を緩めない。