比嘉一貴が復活V 3年ぶり7勝目 通算30アンダー!プレーオフ制した「自信を持ってやっていた頃を思い出した」

 「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント・最終日」(17日、御前水GC=パー72)

 比嘉一貴(30)=フリー=が8バーディー、1ボギーの65をマークし、通算30アンダーで並んだ米沢蓮とのプレーオフを2ホール目で制して、2022年11月のダンロップ・フェニックス以来、3年ぶりのツアー通算7勝目を挙げた。1打差の3位は金子駆大と古川龍之介だった。

 雨の中、優勝を決めた比嘉は涙を見せないように帽子を目深にかぶり、動けなかった。3年ぶりの勝利に「うまくいかない期間が長く、心を砕かれた時間があった」と勝てなかった日々を思い浮かべ、余韻に浸った。

 18番(パー5)でのプレーオフ2ホール目。残り約240ヤードから7番ウッドで放った第2打は真っすぐピンに向かい、手前4メートルで止まった。決着をつけたイーグルパットに「打って、見た瞬間、完璧だと思った。入ってくれて本当に良かった」と振り返った。

 身長158センチで年間4勝を挙げ、歴代最も背が低い賞金王となったのが3年前。翌年は欧州ツアーなど海外に挑んだが、予選も通らない試合が続いた。「何をやってもうまくいかず、負の連鎖。駄目なものばかり過剰に考え過ぎていた」。気が付けば自分のゴルフが小さくなっていたという。

 どん底から立ち直り、この大会では出場選手最多の計32バーディーをマーク。「今週はアグレッシブなゴルフができた。自信を持ってやっていた頃を思い出した」。復活を果たした男の目が輝いた。

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