桑木志帆「百点満点」 68で2位急浮上!同組で今季3勝の佐久間のパット「理想」と着目 初連覇へ「パット入れば戦える」
「女子ゴルフ・資生堂・JALレディース・第2日」(4日、戸塚CC=パー72)
25位から出た前回覇者の桑木志帆(22)=大和ハウス工業=が5バーディー、1ボギーの68をマークし、首位と2打差の2位に浮上した。ツアー初優勝を目指して首位タイから出た吉本ここねが3バーディー、2ボギーの71とスコアを伸ばし、通算6アンダーで単独トップに立った。永峰咲希、呉佳晏(台湾)が桑木とともに2位につけた。
自身初の連覇が懸かる大会で、桑木が急浮上した。前後半で二つずつ伸ばし、この日ベストに並ぶ68をマーク。25位から2位に躍り出て「本当に百点満点」とほほ笑んだ。
最近思うように打てていなかったというパットがさえた。1打縮めて迎えた17番は「打った瞬間、いいと思った」と10メートル弱を沈めてバーディー。後半はボギー直後の3番で3メートルを決めて挽回し、7番からは2連続でさらにスコアを伸ばした。
ヒントは前日から同組で回る今季3勝の佐久間から得た。パーオンしたホールの平均パット数1位を誇る同い年のプレーに「インパクトがしっかりとしていて、転がりもいい。理想のパット」と着目。打つ直前に減速しがちな自身のストロークを見つめ直すきっかけとなった。
一昨年はプレーオフで涙をのみ、昨年ツアー初優勝を挙げた舞台で、またも優勝戦線に加わった。「ショットはまずまずなので、パットが(引き続き)入ればまた上の方で戦えると思う。頑張りたい」。頂点へ自信ありげな様子だった。