杉浦悠太「劇場」 64で単独首位発進 第1打でトラブルも次ホール以降バーディーラッシュ

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第1日」(22日、三甲GC谷汲C=パー72)

 国内三大大会初戦は前回王者の杉浦悠太(23)=フリー=が9バーディー、1ボギーの64をマークし、単独首位スタートとなった。2年ぶりのツアー5勝目を目指す蟬川泰果が2打差の2位で続いた。さらに1打差の3位には稲森佑貴や岩田寛ら6選手がつけた。石川遼や、2週連続優勝が懸かる金子駆大ら14選手が68で並んだ。

 杉浦は注目の中で10番ティーイングエリアに立った。大会連覇なら20年ぶり。その第1打は大きく左に曲がり、崖下に落ちた。「とんでもないボールが出てしまった。結構ショック」。焦りが顔ににじむ。だが、それは杉浦劇場の前振りに過ぎなかった。そのホールはボギーにしたが、続く11番から4連続バーディー。さらに後半も6番でカラーからの10ヤードを沈め、7番は7メートルを真ん中から決めた。

 これで同大会5日連続首位だ。昨年は初日からトップを譲らず完全優勝。今季も初日で先頭に立った。連覇を期待する声は高まるばかりだが、本人は意識しないという。「刻むホールが多かった。刻んでフェアウエーに運んで、100ヤードちょっとからバーディー」と冷静だ。ゴルフを離れればユーチューブとゲームを楽しむ、ごく普通の23歳がメジャーを引っ張る。

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