「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・日本地区最終予選」（１９日、タラオＣＣ西Ｃ＝パー７２）

　３６ホールのストロークプレーで上位３人に出場権が与えられる同予選会。通算９アンダー付近で多くの選手が並んだ中、同スコアで最終１８番パー４を迎えた杉浦悠太（２３）＝フリー＝は２打目がグリーンオーバー。深いラフから１５ヤード弱のアプローチは「グリーン出るくらい」強かったが、これがピンに当たってカップイン。「ビックリしすぎてました」と瞬間を振り返った。

　これで通算１０アンダーとし、スコット・ビンセント（３３）＝ジンバブエ＝と同スコアでトップフィニッシュ、初の海外メジャー出場を決めた。

　「海外メジャーのどれでも一つ、出てみたいと思っていたので本当にうれしい」と杉浦。当地では「まずは予選通過したい。セッティングが難しいので、自分の力試しをしたいですね」と目標を口にした。

　また通算９アンダーで並んだ４人がプレーオフを行い、一ホール目で唯一バーディーを奪った香妻陣一朗（３０）＝国際スポーツ振興協会＝が３人目に滑り込んだ。

　同予選会を２年連続で突破していた石川遼（３３）＝ＣＡＳＩＯ＝は通算８アンダーとプレーオフに１打及ばず。