松山英樹 単独首位キープ ほぼミスなし「良かった」 1打差モリカワと一騎打ち「いいプレーをするだけ」
「米男子ゴルフ・ザ・セントリー・第3日」(4日、プランテーションC=パー73)
松山英樹(32)=LEXUS=が11バーディー、ボギーなしでこの日のベストスコアに並ぶ62をマークし、通算27アンダーの192で単独首位をキープした。同じく62で回ったコリン・モリカワ(米国)が1打差の2位で追う。3位はさらに4打差で、トーマス・デトリ(ベルギー)がつけた。
ショットもパットもさえ、ツアー自身最多の11バーディーにボギーはなかった。松山はほとんどミスのない内容に「まあ良かったかな」と納得の表情だった。
同じ最終組のモリカワとともに62。「彼がいいプレーをしていたので、ついていこうとした」という激しい競り合いが続いた。5番でイーグルを奪い、トップに立った相手に対し、松山も6番で3メートル半のパットを沈めるバーディーで追い付いた。10番で3メートルの距離から入れて再びリードし、最終的には1打差を守り切った。
唯一のピンチはティーショットを右に曲げた17番だった。カートの通路で大きく跳ねてそれながらも第2打は打てる場所にあり「ラッキーだった」とパーでしのいだ。
2位と3位は4打差となり、優勝争いはほぼ2人の一騎打ちの様相になった。「2人ともいいプレーをして楽しかった。最終日は一打一打を大切にし、絶対に勝ちたい」と闘志を見せたモリカワに対し、松山は「自分がいいプレーをするだけ」と静かに昨夏以来のツアー11勝目をにらんだ。