全米OP優勝のクラークが米ツアー目指す日本選手に“金言”「日本人は真っすぐ飛ばすが、飛距離がないと大変」
「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス」(16日開幕、フェニックスCC=パー71)
今年の全米オープンを制したウィンダム・クラーク(29)=米国=が開幕前日に公式会見に出席した。
5月のウェルズ・ファーゴ選手権で米ツアー初優勝、6月の全米オープンでメジャー初制覇を果たすなど、充実のシーズンを送ったクラーク。同大会は初出場で「今(米ツアーの)オフシーズンということでリラックスしてる部分があって、数か月前に比べると調子はそこまで良くないけど、今週こっちに来て調子が良くなっているので、明日から良いプレーができるようにしたい」と意気込んだ。
予選ラウンドは松山、ケプカとメジャー優勝者の豪華なラウンド。2人とは試合で同組になった経験はなく「日本でヒデキと回れることは、たくさんのギャラリーが付くので楽しみ」と笑顔。松山のプレーの印象については「悪い意味ではなくて、ロボットのように真っすぐ打つのがすごい。悪いショットでも、そんなに悪くなくて常に真っすぐいっているイメージがある。自分も見てて楽しい」と尊敬を交えながら語った。
現在、日本では中島や久常のように将来的な米ツアー挑戦を目指している若手がいる。この日、報道陣から『米ツアーを目指す選手へのアドバイス』を問われると、「PGAツアーはとても距離が長い設定が多い。日本人はとても真っすぐ飛ばす印象だが、飛距離がないとなかなか大変。PGAプレーヤーは140ヤード以内のウエッジショットの精度が高い。それも求められる」と話した。



