石川遼 等身大で世界のトップに挑む 3年ぶり3度目の舞台で「自分のゴルフを4日間やる」

 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ」(19日開幕、アコーディアG習志野CC=パー70)

 米男子ゴルフの日本開催、ZOZOチャンピオンシップは19日に千葉県印西市のアコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で開幕する。3年ぶり3度目出場の石川遼(32)=CASIO=は18日、プロアマ戦に出場するなどして最終調整。難しい米ツアーのセッティングで背伸びしすぎず、自分なりのプレーをすると意気込んだ。

 米ツアーの難しいセッティングを前に石川は「自分なりのマネジメントがどこまでできるか。背伸びしすぎず、本当の自分のゴルフを4日間やる」と意気込んだ。プロアマ戦では密集して重いラフを避けるためにも「キーになる」と位置付けたドライバーショットをほぼ狙い通りに運んだ。2番でグリーン手前からチップインバーディーを決めるなど、得意の小技もさえた。

 2位だった前週の日本オープン選手権は「間違いなく今年の僕のベスト」という内容だった。いくつかミスもあったが「最後まで冷静な判断ができた」のがその理由。「今週の方が厳しそうなセッティング。優勝スコアは15アンダーから上くらいに伸びると思うが、判断力は引き続き試される」と、難コースに挑むスタンスは前週と変わらない。

 同時に5月に全米オープン選手権に出場し「全体的な世界の選手の水準、選手層が肌感覚だが見当はつく」。かつては海外選手と自分を比較することもあったが「見学というか、どんな感じなんだろうという気になることはない」と言い切る。

 「1日3アンダー、4アンダーが目指す数字」と掲げた通りにプレーできれば、自身の予想優勝スコアにも合致する。世界のトップを相手に日本ツアーから出場する日本人にチャンスはあるのか。「簡単な話でないが」とした上で「12人もいれば今週めちゃくちゃ調子がよくて、ハマる選手は必ず出てくる」。評論家のように話したが、それが自分自身であっても不思議ではない。

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