比嘉一貴に現地騒然「あいつは誰だ」 一時トップに立つも急降下で42位発進

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第1日」(18日、オークヒルCC=パー70)

 寒さによる霜で開始が1時間50分遅れた影響で日没サスペンデッドで約30人が競技を完了できなかった。順位は全て暫定で、比嘉一貴(28)=フリー、松山英樹(31)=LEXUS=はともに72で42位、星野陸也は75で99位。エリック・コール(米国)が14番まで5アンダーで暫定トップ。66のブライソン・デシャンボー(米国)が4アンダーで2位につけた。

 比嘉は天国と地獄を味わった。11番で3メートルを入れ、12番では10メートルのパッティングが最後の一転がりでカップイン。13番は上からの3メートルを沈め、14番はグリーン手前ラフから1メートルにつけて4連続バーディー。わずか5ホール目で4アンダーをマークした。

 スタートした選手が少なかったこともあり、リーダーボードの一番上に名前が載った。身長155センチの見慣れぬ日本人の快進撃に、現地報道陣もギャラリーも「あいつは誰だ?」と騒然となった。

 比嘉はいつかボロ出るだろうと思いながらやっていたという。現地のテレビカメラに追われ、キャディーと「(現地のテレビ中継では)どんな感じで放送されるのかな」と、リラックスしていた。

 だが、17番で初めてボギー。6番は深いラフを渡り歩いてダブルボギーとし、さらに残り3ホールはすべてボギーをたたいた。終わってみれば2オーバーに「甘くなかった」と無念たっぷり。「やっちゃったことは、しょうがない」と、気を取り直すようにつぶやいた。

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