「ＪＬＰＧＡアワード２０２２」（２１日、都内）

　今季二つの国内メジャーを含む５勝を挙げた山下美夢有が、メルセデス年間最優秀賞（３４４１・２８ポイント）、賞金ランキング１位（２億３５０２万０９６７円）、平均ストローク１位（６９・９７１４）、ＪＬＰＧＡ栄誉賞（最年少年間女王、年間獲得賞金最高額、１８ホールのツアー最少ストローク６０など）、メディア賞ベストショット部門（ツアー選手権リコー杯プレーオフ１ホール目のバーディーパット）の五つを受賞した。

　１２日には首相官邸を訪れ、岸田文雄首相と面会。その際、自身が使用するのと同じモデルのドライバーをプレゼントしたが、ロフト角も自身と同じ８・５度のものだったという。ある程度のヘッドスピードがないと球が上がりにくい８・５度をアマチュアで使う人は少なく、首相は「難しいかな」と話していたという。「１０・５度とか１１度のものにすればよかった」と苦笑いで振り返った。

　今季の成績については両親にねぎらわれたという山下だが、優勝インタビューなどでのトークについては合格点をもらっていない。大阪出身の関西人としてしゃべりは負けられない部分でもあり、来季は「メディア賞ベストコメント部門を狙いたい。そこが得意じゃないので、勉強してうまく話せるようにしたい。テレビの生放送とかに出たら慣れると思うので、どんどん出たい」と話した。