菊地絵理香 地元初Vで歓喜の涙溢れる 400戦目でついに!道産子魂で逃げ切った

 7番でティーショットを放つ菊地絵理香
 14番でバーディーパットを沈め、ガッツポーズする菊地絵理香
 通算20アンダーで優勝し、笑顔の菊地絵理香
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 「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネット・レディース・最終日」(24日、滝のCC=パー72)

 首位から出た菊地絵理香(34)=フリー=が4バーディー、1ボギーの69でスコアを三つ伸ばし、通算20アンダーで今季初優勝した。昨年6月のアース・モンダミン・カップ以来のツアー通算5勝目で、地元北海道での優勝は自身初。13番パー4のボギーで三ケ島かなに並ばれたが、続く14番パー5でバーディーを奪い返し1打差で振り切った。2打差の3位に小祝さくらが入った。16アンダーの4位は森田遥、13アンダーの5位は山下美夢有と勝みなみ。

 グリーン上でのインタビューで感極まった。プロでのツアー出場400試合目で初めてつかんだ地元V。菊地は「信じられない。北海道の皆さんに応援してもらえてうれしい」と涙声で話した。

 最後まで緊張感を解けない苦しい戦いだった。1打リードで迎えた最終18番。左奥からのバーディーパットは20センチについたが、迷うことなくお先にタップイン。「最後はかなちゃんが入れてくると思い、私は(プレーオフを)準備して待っていた」。2位の三ケ島がバーディーパットを外し、結果的にウイニングパットになった。

 12番までに3バーディーを奪ったが三ケ島に1打差に迫られた。13番パー4は第1打を右のレッドペナルティーエリアに打ち込むなどしボギー。19アンダーで並ばれた。

 それでも次の14番パー5で第3打をピン上6メートル弱につけバーディー。「パッティングが強く打てるタイプでない。スパットにポンと打てば転がってくれる(下りの)距離、ラインが好きなのでラッキーだった。あのバウンスバックは大きかった」と再びリードした。

 前日まで地元Vは意識しないと言い続けた。それも「地元優勝は難しさがある」と感じたことがあるから。この日は同じ道産子の小祝と多くのギャラリーを引き連れ、残り4ホールを逃げ切った。

 「プレッシャーの中でこうして成長できた。北海道の後輩が活躍してくれるのはうれしいし、私も引き続きしっかり頑張っている姿を後輩たちに見せたい」。34歳の菊地が北の大地に大きな足跡を刻んだ。

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