大西葵 121位から急浮上63位で予選突破 逆境はね返した 前日怒声キャディー涙で交代

 18番でラインを読む
 予選を通過した大西葵
2枚

 「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・第2日」(24日、カメリアヒルズCC=パー72)

 121位から出た大西葵(27)=YKK AP=が2バーディー、3ボギーの73でスコアを一つ落として通算4オーバーとしたが、順位を63位に大きく上げて予選を突破した。初日の前半に涙ながらに帯同キャディーを交代するトラブルがあったが、気持ちを切り替えて強風下でのプレーに集中した。首位は通算6アンダーでささきしょうこ。1打差2位に藤田さいき、山下美夢有、稲見萌寧の3人が並んだ。

 強い気持ちで予選通過を果たした。17番グリーン脇でスコアボードを見た大西は「4オーバーまでと書いてあったので、気合を入れ直した」。最終18番パー5も無事にパーで切り抜け、ギリギリではあるが25日の第3ラウンドに進んだ。

 出だしの1番パー5で5メートルのバーディーを沈めた。8番パー5でも6メートルを沈めて2個目のバーディー。多くの選手が秒速19・6メートルを観測した猛烈な強風下でスコアを落とす中、逆に前半だけで二つ伸ばした。

 意地を見せたかった。前日の前半18番ティーグラウンド。大西は涙ながらに帯同キャディーの交代を申し出て、認められていた。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)も大西本人も詳細を明らかにしていないが、関係者によると17番の途中でキャディーとプレーの選択について意見が合わず、キャディーが怒声を上げ、キャディーバッグを運ばないなどの言動があった。

 その後は大西の石井忍コーチが、後半の4番からはメーカー担当者の鵜野晃行氏がキャディーを務めたが、初日は3オーバーで121位。大西は周囲に「見返したい」と話すなど、2日目のプレーにかけていたという。

 気持ちを切り替え「すごく風が強くて、そのことだけに集中した」というこの日。後半は三つスコアを落としたが、最後まで風にも周囲の雑音にも負けなかった。

 「とにかくあと2日間、感謝して、もうちょっと伸ばせるように頑張る」と大西。試練の初日を乗り越え4日間を戦い抜く。

 ◆大西 葵(おおにし・あおい)1994年7月13日、千葉県我孫子市出身。9歳からゴルフを始め、千葉学芸高を卒業。2014年にプロテストに合格した。2019年の日本女子プロゴルフ選手権で2位になった。19年にシード入り。昨年1月にプロゴルファーの伊藤有志と結婚。9月に第1子を出産した。2020-21シーズンの賞金ランクは97位、メルセデスランクは102位。

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