松山英樹 連覇遠のく、5ボギー77と崩れ14位に後退「昨日までとゴルフは変わってないけど」

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第3日」(9日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 首位と5打差の2位から出た松山英樹(30)=LEXUS=は2バーディー、1ダブルボギー、5ボギーの77と崩れ、通算2オーバーで首位と11打差の14位に後退した。史上4人目の連覇は厳しい状況となった。スコッティ・シェフラー(米国)が一つスコアを伸ばして通算9アンダーとし首位を守った。3打差2位にキャメロン・スミス(オーストラリア)、5打差3位に任成宰(韓国)。タイガー・ウッズ(米国)は78と崩れ、7オーバーで41位。

 ほんのわずかな狂いが大きなスコアの差になった。5番パー4で松山が300ヤード先のバンカー右を狙った第1打は、最後のひと転がりで右端から深い砂の底へ。第2打は約80ヤード前進するだけで第3打は上の段に届かず、逆に下ってグリーン外。さらに3打かかってカップに入れ、痛恨のダブルボギーとなった。

 「昨日までとゴルフはあまり変わってないんですけど、ちょっとしたことでここまでスコアが変わっちゃうんで難しい」

 1番パー4はグリーン右からのアプローチを1メートルに寄せたが、パットが決まらずボギー。そこから全ての歯車が狂い始めた。7番パー4は、グリーン左エッジからパターでのアプローチがカップを過ぎ、どんどん下って8・5メートル先へ。返しも入らずボギーとした。

 前日までは打ってはいけない場所は避け、グリーンを外しても寄せやすいサイドだった。この日はそれが逆。ピン位置が左の10番パー4の第2打はグリーン左下に落とし、第3打のアプローチが登り切らずボギーとした。

 道中、首位のシェフラーが一時11アンダーまで伸ばしたリーダーボードを確認。「去年の最終日の前半が終わったときって、こんな感じでみんなに見られていたのかなと思いながら見てました」。優勝した1年前を思い出していたという。「最後(18番)にいいパーパットもあったし、あしたに向けて頑張りたい」と話したが、連覇は大きく遠のいた。

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