松山英樹 快調2位浮上 首位と5打差、連覇へ「悪くない位置」

「米男子ゴルフ・マスターズ・第2日」(8日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 19位から出た松山英樹(30)=LEXUS=は4バーディー、1ボギーの69で通算3アンダーとし、首位と5打差の2位に浮上。史上4人目の大会連覇へ好位置につけた。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が67で通算8アンダーとし単独首位。昨年2月の自動車事故で重傷を負ったタイガー・ウッズ(米国)は1オーバーで決勝ラウンドへ進んだが、日本勢の金谷拓実は5オーバー、アマチュアの中島啓太(日体大4年)は7オーバーで予選落ちした。

 前回覇者が静かに順位を上げてきた。松山が4バーディー、1ボギー。「3アンダーは悪くないと思うし、悪くない位置で明日あさってを迎えられる」。首位と5打差2位につけた2日目のプレーを自己評価した。

 2番パー5は2オンに成功して、この日最初のバーディー。続く短い3番パー4では第2打のアプローチを花道に2クッションさせてピン上約90センチにつけ、6番パー3では195ヤードを90センチにつけるスーパーショット。パトロンの度肝を抜いてバーディーを奪った。

 前日より肌寒く、強い風が吹く状況で上位が伸び悩む中で、同組のJ・トーマスと快調にラウンド。「ジャスティンが5アンダーを出していた。引っ張られるような形でいいプレーができた」と振り返った。

 3月に痛め、再発が心配な首の経過も良好だ。起床時に「痛くない」と、まず一安心したが「気にならないかと言ったら気になる」とも。通常より30分早い2時間前に練習場に入るなど、入念な調整に抜かりはない。

 前の組を回ったウッズの存在も刺激にした。聞こえてくる熱狂的な大歓声に「メジャーで前後に回るのは初めて。あらためてすごい人気。カムバックの仕方もすごい。やっぱりアメリカの中でも世界的なスーパースター」と痛感した。

 史上4人目の大会連覇へ「いいプレーをして勝ちたい。簡単にはいかないと思うので、しっかり準備したい」。初優勝からのV2なら1989、90年のニック・ファルド以来2人目の快挙。スーパースターの座が視界に入ってきた。

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