「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・デルテクノロジーズ・マッチプレー」（２５日、オースティンＣＣ）

　日本勢で唯一出場している金谷拓実（２３）＝Ｙｏｇｉｂｏ＝が決勝トーナメントに進んだ。１次リーグ最終戦でルーカス・ハーバート（オーストラリア）に５アンド４で勝って２勝１敗で並び、続くプレーオフでも競り勝った。６４選手のうち１６人が１次リーグを通過。世界ランキング６３位の金谷は２６日の１回戦で同４１位のコーリー・コナーズ（カナダ）と対戦する。

　強い気持ちで立ち向かった。金谷はプレーオフ１ホール目、パー４での第１打をフェアウエーバンカーに入れた。２打目は出すだけだったが「すごいピンチだったけど自分を信じて最後まで諦めないでプレーした」。残り約８５ヤードの第３打をピンにぴたりとつけてパーを拾い、対するハーバートはボギー。格上ばかりの７組を突破し「まさか勝ち進むと思っていなかった。２日間自分らしいプレーをして勝つことができた」と満足げに話した。