渋野、猛チャージで25位浮上 脱落ムードから一転!古江と共に来季出場権獲得へ大前進

 「米女子ゴルフ・最終予選会・第1週第3日」(4日、マグノリア・グローブ・フォールズC=パー71、クロッシングズC=パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=はクロッシングズコースで7バーディー、1ボギーの66と爆発し、通算4アンダーで72位から一気に25位まで順位を上げた。古江彩佳(21)=富士通=はフォールズコースで4バーディー、2ボギーの69で回り、首位と3打差の通算9アンダーで5位を維持した。大会は2週(計8ラウンド)に分けて開催。前半4ラウンド終了時点の70位タイまでが次週の後半に進む。

 これが渋野の底力だ。前日までは第1週で脱落のムードも漂わせていたが、突然の復活。1番で2メートルのパーパットを外してボギーとしながらも踏ん張った。3番で同じ距離を入れ返して取り戻すと、あとはバーディーのオンパレードだった。

 特にグリーン上が好調だった。8番と9番は5メートル、12番と13番も4メートルを次々と決めた。この日のベストスコア66をたたき出し、「スタートからこけてしまったけど、その後は切り替えて昨日、一昨日のリベンジをしようと思ってやった。最終的に六つ伸ばせて良かった」とうなずいた。

 「8番は下りの複雑なラインだったけど、あれが入ってくれたことによってつながった。難しい9番も強気で打つことができた。パッティングは日に日に良くなっている」と手応えを口にした。やはりカットラインは気になっていたようで「結構ドキドキしながら回っていたけど、何とかそのドキドキに勝てたかな」と代名詞の笑顔も戻ってきた。

 復調の要因の一つに日本人応援団の存在があった。州内には日本の自動車メーカーの工場があり、従業員ら30人ほどがずっとついて回り、声援を送った。「試合感が出て、本当に皆さんの応援が力になったと言っても過言ではない」と感謝。プレー後はサインをしたり、写真に一緒に納まったりとファンサービスも忘れなかった。

 怒濤(どとう)の猛チャージで、最終的に来季出場権を獲得できる45位以内もクリアしてきた。「何とかアンダーの場所まで持ってこられたのはすごく良かった。明日につながると思うので、また切り替えて頑張りたい」と明るい表情で話していた。

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