石川遼に1カ月の出場停止処分 自主隔離期間中にラウンド2回「大変申し訳ない」
日本ゴルフツアー機構は15日、石川遼を1カ月間のジャパンゴルフツアー及びJGTO主催試合への出場停止処分としたことを発表した。期間は21年11月15日~同年12月15日。
石川は米国から帰国直後の隔離期間中にゴルフ場でラウンドを行っていたと報じられていた。
同機構はこれを受け、事実を確認。以下の3項目を発表した。
(1)米国から帰国して入国するに際して、厚生労働大臣及び法務大臣宛てに提出した誓約書において、「待機場所」として宿泊施設を有するゴルフ場を記載し、当該ゴルフ場に滞在していたものの、自主隔離期間中14日間のうちに打球練習場の利用だけでなく、ラウンドも2回行った。ラウンドのうち1回は自身のコーチとゴルフ場関係者の3名、もう一回は自身のコーチと2名でプレーした。
(2)夕食の際、個室にてコーチと2名で飲食とともに会話もした。また、ゴルフ場の関係者1名が個室に入室し、会話をしたこともあった。
(3)2の際、飲酒をともにしたことが2回あり、2回ともゴルフ場の関係者(2と同一人物)が同席していた。
処分理由としては誓約書の義務に違反し、「国民の多くが感染症ウイルスの外国からの持ち込みを警戒しているなかで、重い社会的責任を負うJGTOの副会長、JGTOツアーメンバーとして軽率であることは否めず、今回の処分が相当であると判断した」としている。石川はJGTO副会長を辞任した。
石川は騒動を謝罪したうえで「今回の処分を真摯に受け入れ、今後このようなことが無いように努める所存です。そして、こんな自分でも応援してくださる方がいる限り、最後まで諦めずにゴルフを頑張りたいと思います。たくさんの方々の期待を裏切るような形となりましたことを大変申し訳なく、あらためてお詫び申し上げます」などとコメントした。