鈴木愛が来た!67で2位浮上 バースデー&母の日に復活Vへ

 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第2日」(7日、茨城GC東C=パー72)

 5位から出た今季未勝利の鈴木愛(26)=セールスフォース=が、6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算8アンダーで1打差2位に浮上した。高橋彩華が65で回り、通算9アンダーで単独首位に立った。鈴木のほかに上田桃子、西郷真央、臼井麗香が2位に並ぶ混戦模様となっている。

 悩める実力者が久々に笑顔を見せた。ショットの安定感を取り戻した鈴木が67をマークし、優勝戦線に名乗りを上げた。「今日はほとんどノーミスでいけた。セカンドもピンの位置によってはセーフティーに真ん中に打ったりと、押し引きがうまくできた」と納得の表情だ。

 前半アウトで3バーディー、1ボギー。4番で3メートルを沈めると4番は6メートル、6番も2メートルをきっちり決めた。インは3バーディー、ノーボギーでさらに伸ばした。メーカー担当者の指摘でヘッド内のバランスを調整し、前週から使用するドライバーも復調気配を支える。

 年間7勝を挙げた19年の伊藤園レディースを最後に優勝から遠ざかる。2季連続3度目の賞金女王へ、5勝を目標に掲げた今年はTポイント×ENEOSでの2位が最高。トップ10入りもこの一度だけとなかなかトンネルから抜け出せない。

 「プロになってからトントン拍子でうまくいっていたので、こういう時期もある」と冷静に分析。「いろんな選手に波はある。気負い過ぎずにできたらいい」。以前は結果ばかり求めていたが「あまり先のことを考えず、淡々とできている」と精神面に変化が生じた。

 外見も変わった。4月中旬に長かった髪をバッサリ切った。「映像で見ていたら、ロングヘアが似合わないなと思った。悪い流れを断ち切るという意味でもよかった」と笑って説明する。

 最終日の9日は自身の27歳の誕生日であり、母の日でもある。「最近は本当に情けない成績ばかりなので、結果で恩返ししたい。最高の誕生日にできたら」。確かな手応えに復活Vを見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス