竹田麗央 高校生アマが驚異のコースレコードでV戦線急浮上 叔母は平瀬真由美

 「女子ゴルフ・KKT杯バンテリン・レディース・第2日」(17日、熊本空港CC=パー72)

 元賞金女王の平瀬真由美を叔母に持つ、アマチュアの竹田麗央(りお、18)=熊本国府高3年=が7バーディー、ノーボギーの大会コースレコード65をマーク。通算8アンダーに伸ばして、18位から首位と2打差の4位に急浮上した。国内女子ツアー史上8人目、日本人選手としては19年の古江彩佳以来6人目のアマチュア優勝を目指す。高橋彩華(22)=東芝=が通算10アンダーで首位に立ち、1打差2位に古江彩佳(20)=富士通=と吉田優利(21)=エプソン=が続いている。

 4月2日に18歳になったばかりの飛ばし屋・竹田が、雨のスタート1番で振り抜いたドライバーショットは300ヤード弾。「今日は朝の練習からショットもパットも調子がよかったので、うまくはまればビッグスコアが出ると思っていた」と、平然と言ってのけた。

 372ヤードのパー4で第2打の残り距離は「ピンまで70ヤード」。58度ウエッジで見事にピンそば90センチにつけてバーディーを奪うと、続く2番389ヤード・パー4の第2打は「残り90ヤード」。50度ウエッジで1・5メートルに。連続バーディー発進から、最終18番で3メートルを沈めるまで合計7つのバーディーを奪い、大会コースレコード65で上がってきた。

 「午前中の雨でグリーンが軟らかくなって、ボールが止まってくれたので攻めやすかった。振り切ること、パッティングの距離感…自分の気を付けることに集中できた」

 キャディーバッグを担いでいるのは母・哲子(さとこ)さんで、ツアー96試合に出場経験もあるプロゴルファー。叔母は1993、94年の賞金女王で日米通算19勝の平瀬真由美。「真由美おばちゃんも昨日は家に来て、『頑張ってね』と激励してくれた」と竹田。“血統書付き”の未来のスター候補だ。

 小学生だった7年前は「最終日に観戦に来て、勝みなみさんのアマチュアVを見た」。中学時代は「ボランティアで『お静かに』のボードを持ってギャラリー整理していた」という大会。19年に続き予選会から2度目の出場で優勝争いに参戦。ぶっ飛びドライバーショットに大きな夢を乗せて、最終日18ホールがスタートする。

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