渋野日向子「スタートダッシュ的に良かった」改造中スイング好感触 6打差49位発進

 「米女子ゴルフ・ANAインスピレーション・第1日」(1日、ミッションヒルズCC=パー72)

 渋野日向子(22)=サントリー=は2バーディー、2ボギーのイーブン72で回り、首位と6打差の49位発進となった。笹生優花(19)=ICTSI=が69をマークし、日本勢最上位の8位と好スタートを切った。河本結は71で30位、畑岡奈紗は75で93位と出遅れ、78をたたいた原英莉花は最下位の116位に沈んだ。パティ・タバタナキット(タイ)が66で単独首位に立っている。

 確かな手応えに代名詞の笑顔がはじけた。新スタイルで臨む海外初戦。イーブンパーでホールアウトした渋野は「今日は全体的に安定したゴルフができた。スタートダッシュ的に良かった!」と満開のシブコスマイルで振り返った。

 米ツアー参戦を見据えて導入したウエッジ4本態勢が生きた。11番パー5はフェアウエーからの第2打であえてグリーンを狙わず、刻んだ。残り76ヤードからの第3打を58度でピン左下2メートルに乗せてバーディーを奪った。

 「ピンの手前につけるのが難しいグリーンだったから。ああいうのを増やしていけたらいいな。ウエッジは距離感が分かりだしてきたので、大きなミスがない。落としたいところには落とせていた」と納得顔だ。

 改造中のスイングにも好感触を得た。ティーショットでフェアウエーを外したのは2ホールだけ。「今日は本当に最後まで振り切れた。個人的には最近にしてはすごくいいなと思いました」と話す表情は明るかった。

 予選ラウンドはブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ハナ・グリーン(オーストラリア)のメジャー優勝経験者と同組。渋野自身も2年前の全英女王だが「このメンバーの中で自分は一般ピープル」と謙遜する。それでいて「スタート前の緊張はなかった。朝からめちゃくちゃいいショットを打てたし。おかしいな」と大舞台に場慣れしてきたようだ。

 昨年大会は52位で予選を通過し、最終的には51位だった。「明日以降もやるべきことをやり通し、いいスコアで上がれるようにしたい」と49位からの浮上を誓った。

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