渋野日向子「粘り」の一年 21年は「オリンピック出たい」

 長考の末「粘」と記した渋野日向子(撮影・高部洋祐)
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 「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯」(26日開幕、宮崎CC=パー72)

 20年の女子ゴルフツアー最終戦となるLPGAツアー選手権リコー杯は26日、宮崎市の宮崎CCで開幕する。渋野日向子(22)=サントリー=ら出場選手は25日、コースで最終調整を行った。

 19年は全英女子オープンで優勝、国内でも4勝を挙げて賞金ランク2位に躍進した渋野だが、20年は国内5試合出場で2度の予選落ち、賞金ランク65位と低迷中。苦戦の1年を振り返り、20年を表す漢字に「粘り強く!」と「粘」を選択した。

 「今までは攻めるのがメインだったが、今の私には『粘る』が必要。粘るゴルフが苦手というのもあったけど、粘らないと生きていけない」と現状と向き合う。世界ランクは日本勢2番手の15位で、20年3勝の古江彩佳が16位と肉薄してきた。21年の東京五輪へ向けても「世界ランクが下がっているけど(今の成績だと)抜かれて当然。オリンピックには出たいので頑張ります」と決意を新たにした。

 今大会は20年に限っては年内最後の国内戦という位置づけだが、大事なメジャー大会には変わりない。難しい高麗グリーン攻略のため、アプローチではいつもの58度ではなく52度のウエッジを使用する秘策を披露し「去年の自分とは違うけど、いろいろ考えながら今の自分をしっかり出せるようにしたい」と前を向いた。

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