松山英樹が4打差7位に浮上 難コースなんの!神ショットでチップインバーディー

 「男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(18日、ウイングドフットGC=パー70)

 日本人男子初のメジャー制覇を目指す松山英樹(28)=レクサス=は3バーディー、2ボギーの69で回り、通算イーブンにして、前日の33位から首位まで4打差の7位に上がった。

 後半の1番パー4、一つ落として迎えた松山が磨き抜いた小技を見せた。左手前カラーからの第3打。チップショットをピン奥4メートルほどまで突っ込むと、止まりかけたボールはきつい傾斜をゆっくり下って戻り、カップに落ちた。珍しく相好を崩し、両手を広げた日本の第一人者は、流れを変えるバーディーを「すごくうれしかった」と振り返った。

 強風が吹いた難コースでは攻めよりも“守り”が重要。いかに耐え、少ない好機を生かすか。4番でグリーン脇のラフから1メートルに寄せてパーを拾うなど我慢を重ね、最終2ホールの連続バーディーにつなげた。アンダーパーで回った選手は第1ラウンドの21人から3人に激減。その一人となり「とてもいいプレーができた」と胸を張った。

 ショットやパットの「スコアへの貢献度」を数値化する米ツアーで、2週前に終了した昨季の松山の「グリーン周り」は5位。2季前の60位から順調に向上し、いまや大きな武器だ。1番もパターを使って段を転がし上げるか一瞬迷ったそうだが、「ウエッジで打てば入るかな」。冷静な判断で狙い澄ました一打だった。

 首位と4打差。3年前に2位に入った大会で首位の背中が見える位置につけた。経験と技量が問われる大舞台。自身31度目のメジャーで「(フェアウエーキープなどを)しっかりとやっていけば上位にはいける」と、念願の頂点を視界に入れ戦う。

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