石川遼、急浮上6位 3番イーグルから猛チャージ!首位と3差「ワクワク」

 「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第2日」(4日、富士桜CC=パー71)

 サスペンデッドになった第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行い、72位から出た石川遼(28)=CASIO=が1イーグル、5バーディー、1ボギーの6アンダー65をマークし、通算3アンダー6位へ急浮上した。66で回った小田孔明、市原弘大、永松宏之が通算6アンダーで首位。星野陸也、木下稜介が通算4アンダー4位に並んだ。

 これぞ千両役者だ。石川がこの日ベストスコアタイの65をたたき出し、72位から一気に6位に急浮上。首位に3打差と優勝争いに割って入り「新しいことに取り組みながらという感じだけど、昨日に比べればバタつかなかった」と自己評価した。

 出だしの1番こそ第1打を右に曲げてボギーが先行したが、570ヤードの3番パー5で流れを変えた。2打目でグリーン左のカラーを捉え、10メートルのスライスラインを沈めてイーグル奪取。「3番でしっかりバーディーを取れれば落ち着くと思っていたけど、ラッキーでイーグルが決まってくれた」とターニングポイントに挙げた。

 ピンチも見事に脱出した。590ヤードの15番パー5は第1打がフェアウエーに立つ木の根の左サイドについたが、ヘッドが根に当たらないように内側から振ってドローを打ち、結果バーディー。「あそこは右に打ち出して15ヤードから20ヤード曲がるフックを打っていった。うまく打てました」と振り返った。

 今春から新コーチの田中剛氏とタッグを組んでスイング改造に取り組んでいる。目標としているのは、再現性が高く安定した球筋のボールを打てるようにすることで、コースマネジメントを有効にする-というもの。「完成まではほど遠いんですけど、試合に出ながら完成させていくことが大事」と意欲を口にした。

 決勝ラウンドは首位に3打差の好位置で臨む。今大会との相性は抜群で09、10年に連覇を達成しており、優勝すれば10年ぶり3回目となる。「すごく楽しみな位置で週末を迎えられるので、本当にワクワクしている。しっかりゲームプランを作って、それに当てはめていくというか、それを楽しみたい」。独特の言い回しでVへ照準を絞った。

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