浅井咲希、トラウマ乗り越えた初優勝 50センチ外し…ドキドキのボギーVパット

 女子ゴルフツアーが25日、アース・モンダミンカップ(~28日、千葉・カメリアヒルズCC)で開幕する。今季開幕を前に、昨季にツアー初優勝選手が誕生した8大会を振り返る。

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 黄金世代9人目の優勝者となったのが浅井咲希(22)=小杉CC=だ。CATレディース(19年8月23~25日、大箱根CC=パー73)で初日から首位を譲らぬ完全優勝。ただ最後はハラハラ、ドキドキのウイニングパットとなった。

 2位に2打差をつけて迎えた最終18番。5メートルのバーディーパットを50センチに寄せたが、このパーパットを外して2メートルもオーバー。「もうホールアウトできないんじゃないか」と青ざめつつ、勝みなみら同世代がグリーン脇で見守る中、ボギーパットをカップに沈めた。

 トラウマを乗り越える勝利だった。兵庫・滝川二高時代の団体戦で「1メートルのパットがカップを1回転して自分の足に当たりかけた」ことがきっかけで、思うように手が動かないイップス状態に陥った。今も完全に払しょくしたとは言い切れないが、大きな自信と希望を手にする初優勝となった。

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