今平、賞金王譲らない!3打差7位…ノリスVで「ひっくり返される」

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第2日」(6日、東京よみうりCC=パー70)

 星野陸也(23)=フリー=が69で回って1打伸ばし、通算6アンダーで首位を守った。2年連続賞金王がかかる今平周吾(27)=フリー=は70で、通算3アンダーの3打差7位。勝てば逆転で賞金王になるショーン・ノリス(南アフリカ)は1打差2位をキープした。石川遼も4打差の8位でV圏内。

 大会前は賞金王の話題に触れたがらず、今季3勝目を目指すとしていた今平。だが、やはり2年連続キングを意識していた?首位まで3打差で第2日を終えた後「ノリス選手が勝つと賞金王を取れなくなっちゃうので、(状況を)確認しながらやっていた。自分の力で抑えたい」と、並々ならぬ意欲を語った。

 前半に3パットが2度あって伸び悩み、「いらいらした」。後半も寒さと強い風に苦しんだ。超難関の18番パー3はドローでグリーンを狙ったがかかり切らず、奥からの寄せもミスして5メートル残した。だが、パットを強めに打って強引に沈め、「パープレーで終えられた」と、ほっとした表情を浮かべた。

 寒さが得意な方ではない。「昨日よりボールが飛ばなかった。いいショットでもキャリーが行っていない。風も読みづらい」。前週もセーター着用のプレーで調子を狂わせ、予選段階は苦しんだ。厳しい寒さが予想される第3日はどうするか。「防寒用のアンダーウエアを買って、明日打ってみて…」。袖を切ることも考えている。

 賞金ランクは1位だが、ノリスが今大会で優勝したら土壇場でひっくり返される。第3日は引き離されないことが絶対条件だ。「グリーンの上につけないこと。下から打つこと」と自分に言い聞かせるように話した。

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