芹沢信雄ホールインワン!67で単独の首位発進 昨年8月手術も人工股関節で復活

 「男子シニアゴルフ・マルハンカップ太平洋クラブシニア・第1日」(7日、太平洋クラブ六甲コース=パー72)

 芹沢信雄(59)=TSIグルーヴアンドスポーツ=が3番パー3でホールインワンを決めるなど1イーグル、4バーディー、1ボギーの67、5アンダーで単独首位発進を決めた。昨年8月に変形股関節症で人工股関節を埋め込む手術を受けて復活。9年ぶり2勝目を目指す。2連覇を狙うプラヤド・マークセン(タイ)が1打差2位につけた。

 ショットメーカーが魅せた。3番161ヤードのパー3。芹沢が7番アイアンで放ったボールはピン手前で一度弾み、そのままカップに吸い込まれた。「入ったところは見えなかったんだけど、向こうで(ギャラリーが)ウワーって」。シニアツアー参戦10年目で初となるホールインワンに白い歯をのぞかせた。

 単独首位には「ビックリ」と目を丸くし、「優勝争いなんて考えられない。今はゴルフできているだけで幸せ」。昨年8月にチタン製の股関節を入れる手術に踏み切った。日本のツアー選手に前例はないが、「ジャック・ニクラウスやトム・ワトソンもしていると聞いた。自分が(日本での)いい症例になれれば」。人工股関節でも戦えることを証明してみせる。

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