「米男子ゴルフ・全米プロ選手権」（１６日開幕、ベスページ・ステートパーク・ブラックコース＝パー７０）

　日本からはメジャー初制覇を目指す松山英樹（２７）＝ＬＥＸＵＳ＝と今平周吾（フリー）、小平智（Ａｄｍｉｒａｌ）の３選手が出場。タイガー・ウッズ（米国）は４月のマスターズ・トーナメントで優勝して以来、約１カ月ぶりの参戦で、メジャー１６勝目を狙う。

　９１年大会覇者として出場権を持つ５３歳のジョン・デーリー（米国）がカート使用を認められ、一部から批判の声が上がった。右膝の関節炎を患い、現在はカートを使えるシニアツアーに参戦している。０８年全米オープンで膝を痛めながら優勝したウッズは「僕は足が折れていても戦った。カートで体力を温存できる」と指摘した。“お騒がせ男”として人気のあるデーリーは「ウッズと僕の痛みは違うもの。優位ではない」。大会主催者の米プロゴルフ協会は「規則に従って認められた」と説明した。