前巨人監督原辰徳氏、40位発進 「いつものゴルフより緊張を感じていました」

 「男子シニアゴルフ・熊本・阿蘇シニアオープン・第1日」(28日、阿蘇GC=パー72)

 主催者推薦で出場する今大会注目のアマチュア、プロ野球前巨人監督の原辰徳氏(60)が4バーディー、3ボギーの1アンダー、71で回り、首位と6打差の40位タイでスタートした。トップに立ったのは7アンダー、65をマークした平石武則、室田淳、清水洋一の3人。6アンダー、66の4位タイには秋葉真一ら4人がつけた。大会は2日間36ホールで争われる。

 原氏が1番ティーに登場すると、大きな拍手が起こった。初のシニアツアー競技参戦。「緊張感があるのがスポーツの良さだから、いつものゴルフより緊張を感じていました。(1アンダーは)出来過ぎだと思います」と初日を振り返った。同組は親交のある倉本昌弘と、何回か一緒にラウンドしたことがある真板潔の両プロ。「(2人は)非常にホスピタリティー精神がありました」と感謝した。

 4番でボギー先行も7番で1メートルを沈めバーディー。8番でもバーディーを奪い、折り返し後は2バーディー、2ボギー。報道陣から「真板プロは原さんのティーショットにショックを受けていましたが」と振られると、「そんなことはないでしょう。でも何回かオーバードライブしていたかな。でもプロは全てすごいです」と白い歯を見せた。

 還暦を迎えての新たな挑戦。「挑戦というのは私の中で大事な言葉ですね。年齢とかは関係なく、高校野球くらいのチャレンジ精神を照れずに持つべきだと思いますね。まあ、あと1日、体が持つかですね」。“永遠の若大将”の挑戦が続く。

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