ツアー0勝・嘉数光倫 初の首位! 地元で慣れ親しんだ“重い風”読み切った

 「男子ゴルフ・ミズノ・オープン・第2日」(25日、ザ・ロイヤルGC=パー72)

 ツアー未勝利の嘉数光倫(かかず・てるみち、28)が6バーディー、2ボギーの68をマークし、72だった松村道央、70のマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)と通算4アンダーで首位に並んだ。香妻陣一朗は78と崩れて首位から34位に後退。4オーバーまでの69人が決勝に進み、石川遼は1打及ばず予選落ちした。

 嘉数は地元で慣れ親しんだ風を読み切り、スコアを伸ばした。「風が吹くと自分に有利だと思えるし、集中もできる」。28歳の苦労人は、自身初の首位に笑顔を見せた。

 風の影響を受けにくい低弾道の「パンチショット」を巧みに操った。1番(パー4)でバーディーで発進すると、風の強まった後半もパンチショットで好機をつくり、12~14番は3連続バーディーを決めた。

 「(故郷)沖縄の人は朝、玄関のドアを開けた時から風を感じている」。練習ラウンドから「沖縄に似た重い風」を感じていた。「重い風」は、同じ風速でもフォローだと打球がより遠くへ飛ぶなどの影響を受けやすいという。培った経験が生きた。

 レギュラーツアーでは昨季のツアー選手権森ビル杯での31位が最高。予選突破も同大会以来で、通算7度目でしかない。17年末の最終予選会40位で、今季まだ2戦目。出場権のかかる全英オープンは「まだまだ画像の先」といいながらも「出るなら長所を生かせる全英だと思っている」とにらんでいる。

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