小平、静かに闘志燃やす マスターズ出場権目指し「今年は勝負の年」

 米男子ゴルフのソニー・オープンは11日(日本時間12日)、当地のワイアラエCC(7044ヤード、パー70)で開幕する。世界ランク51位の小平智(28)=アドミラル=は10日のプロアマ戦で最終調整後、「コースは難しくない。(昨季)成長したと思うので、今年は上位で戦いたい」と静かに意欲を燃やした。

 昨年は最終戦で賞金王を逃し、マスターズ出場権もあと一歩で確保できなかったが、小平自身は「1年を通して自分の目標はほとんど達成できた。満足している」という。今季はマスターズの出場権が与えられる3月末時点の世界ランク50位以内、来季以降の米ツアー挑戦を目標に掲げ、当面の3カ月は日本・アジア共催2試合、ヨーロッパ・アジア共催1試合、世界選手権シリーズ2試合に出場する見通し。小平は「今年は勝負の年。米国でやりたいので、良いチャンスだから積極的に海外に出て行きたい」と言葉に力を込めた。

 今大会には小平に加え、宮里優作、片岡大育、今平周吾、小鯛竜也の日本勢5人がエントリー。松山英樹は出場しない。

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