小平63首位発進 通算23アンダー松山超えV狙う

 「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第1日」(9日、太平洋クラブ御殿場=パー72)

 賞金ランク4位の小平智(28)=Admiral=が今季5度目の首位発進を飾った。1イーグル、7バーディー、ボギーなしの63をマーク。松山英樹が昨年樹立した大会記録「23アンダー」超えを見据えた。任成宰(韓国)が1打差で続き、高山忠洋とブラッド・ケネディ(オーストラリア)が2打差の3位。石川遼は76で81位と出遅れた。

 小平はニヤリともせず、平然と、黙々と球をカップに沈め続けた。インスタートの13番を皮切りに15番から圧巻のショットで4連続バーディー。6番パー5では残り236ヤードを5メートルに2オンしてイーグルを奪った。好機の山を築き、ピンチはゼロで「グリーンを外しても、ボギーになりそうな感じがしない」。プレー、立ち居振る舞いに自信が色濃くにじみ、安定感は際立った。

 “吉兆”も背中を押してくれた。宮本勝昌と同組で回ると、好スコアが生まれるという。小平が優勝した昨年ブリヂストンオープン3日目は62、今年のトップ杯東海クラシック1日目は67、2日目68。「いいね~」「素晴らしいね~」。ツアー通算11勝を誇るベテランの褒め言葉に不思議と乗せられ、「宮本さんと相性が良くて、明日も良いスコアが出るんじゃないか」と冗談交じりに予告した。

 視界の先には、怪物の姿をとらえている。昨年大会、松山は大会新記録の通算23アンダーでぶっちぎりの完全優勝。「まだ気が早いと思うけれど、それを最終目標にしたい」と小平。松山の背中を追い、追い越してみせる。

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