松山と“キラー”ケプカとのワンツー因縁…メジャー初Vには「フェニックス」吉兆も

最終ラウンド、5番でバーディーを奪い、声援に応える松山英樹。通算12アンダーで2位=エリンヒルズ(共同)
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 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・最終日」(18日、エリンヒルズGC=パー72)

 海外メジャー初優勝を目指した世界ランキング4位の松山英樹(25)=LEXUS=は8バーディー、2ボギーの66とスコアを伸ばして通算12アンダーと猛追したが、優勝したブルックス・ケプカ(米国)に4打及ばず、メジャー大会では自己最高の2位となった。

 世界ランキング22位のケプカは通算11アンダーの2位から出たこの日、松山が先にホールアウトした後の終盤14~16番で3連続バーディーを奪うなど、通算16アンダーまでスコアを伸ばし、メジャー初優勝を果たした。ケプカにとって2015年のフェニックス・オープン以来となる米ツアー2勝目だが、当時2位の松山は翌16年と今年の同大会を連覇。今回のメジャー大会ワンツーフィニッシュで、二人の因縁は色濃いものとなった。

 ケプカはまた、昨年11月に日本のダンロップ・フェニックスでも優勝。過去にも1993年にアーニー・エルス(南アフリカ)が同大会で優勝し、翌94年に全米オープンでメジャー初制覇を果たしている。

 ケプカはホールアウト後、スコア提出所の前で松山から祝福の握手を求められた。優勝インタビューでは、「特別な思いです。信じられない。キャディーやコーチ、トレーナーらチームみんなのおかげです。今日は自分のゴルフだけをやろうと思った。自分に向いているコースで、パー5などでは自信を持って攻められた。パッティングでも自信を持ち続け、流れを止めないように気をつけた。(リーダーボードで松山の猛追を見ながら)とにかく一つでもスコアを伸ばそうと思った」などと喜びを表した。

 通算16アンダーというケプカの優勝スコアについては松山も、「16アンダーまでいくとチャンスがないですよね」と、笑うしかなかった。

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