松山英樹、好発進 メジャー連続予選落ちの雪辱へ

 「男子ゴルフ・全英オープン・第1日」(28日、バルタスロールGC=パー70)

 松山英樹(24)=LEXUS=は3バーディー、2ボギーの69で首位と4打差の21位スタートとなった。リオデジャネイロ五輪代表の池田勇太(30)=日清食品=は3バーディー、3ボギーの70で36位、谷原秀人(37)=国際スポーツ振興協会=は71で55位発進。65をマークしたジミー・ウォーカー(米国)が首位に立った。世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)は68で9位につけた。

 雪辱を期す舞台で順調に滑り出した。松山は大事な初日を3バーディー(2ボギー)で69にまとめた。メジャーの第1ラウンドでは、4月のマスターズ以来のアンダーパー。全米オープン、全英オープンと続けて予選落ちした日本のエースは満足度を聞かれ「良かったんじゃないですかね」。素っ気ない言葉の中にも手応えがにじんだ。

 ショットとパットがかみ合わない序盤に耐えて流れを呼んだ。4連続パーで迎えた17番(パー5)。第3打をピンそば約1・5メートルにつけて最初のバーディーを奪う。続く18番(パー5)も2オンに成功し、楽々とスコアを伸ばした。

 「フェアウエーにいった結果がつながってくれたので良かった」と振り返った。復調の鍵を握るアイアンショットがこの日は決まり、パーオン率は約83%をマークした。

 メジャー初制覇へ不可欠となるのが米ツアーでも屈指のアイアンショット。その精度向上を目指して5月に新しいクラブに替えたことが裏目に出た格好だった。2週前の全英後に、アイアンを以前使っていたものに戻した。ただ「スイングはいい方向に向かっている。スイングが固まれば別にクラブは関係ない」と言う。

 首位と4打差の好発進にも「一日、一日違うし、必ずしもいい方向にいくとは思わない」と慎重な姿勢は崩さなかったが、状態は確実に上向いているようだ。

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