永野首位発進 今週こそ熊本に吉報を!

 「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・第1日」(21日、千葉CC=パー71)

 日本ツアーとアジアツアーを兼ねる大会。熊本県出身の永野竜太郎(27)=フリー=がボギーなしの6バーディーで65をマークし、前週の東建ホームメイト杯に続いて首位発進した。前週はプレーオフに1打及ばず3位。今週こそ故郷にツアー初優勝の朗報を届けたい。1打差の2位はジェーソン・クヌートン(米国)が続いた。

 3位に入った前週の勢いそのままに、永野が首位スタートを切った。「3アンダーくらいで回ればいいという話もしていた。上出来」と納得顔だ。

 フェアウエーの両サイドにそびえる木立を意に介さず、平均290ヤード強を飛ばす持ち味のドライバーショットで攻めた。601ヤードの6番(パー5)でバーディー。グリーンでも「いいパットが打てている」と12番で6メートル、13番で3メートルを沈めてバーディーを重ねた。

 生まれ育った熊本県益城町は地震で大きな被害を受けた。「毎日連絡を取っている」という母親は、余震への恐怖から今も車中泊を強いられている。心配が成績に響きそうなものだが「逆に集中できる。自分ができることは、少しでも頑張っているというのを届けることだけなので」。

 今季の目標は「常に優勝争い」だという。開幕戦こそ予選落ちしたが第2戦は8位で、前週は優勝と1打差。上位にいることはもう珍しくはない。ツアー初優勝の吉報を故郷へ届ける日も遠くはなさそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス