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リーチ主将「さらに歴史作りたい」 8強で満足しない!「怖いぐらい強くなっている」

 史上初の快挙となるW杯8強進出から一夜明けた14日、ラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将(31)=東芝=と藤井雄一郎強化委員長(50)が横浜市内で会見した。準々決勝は20日に味の素スタジアムで、前回大会で歴史的勝利を収めた優勝候補・南アフリカとの再戦。リーチ主将はゼロからの再出発を宣言。未知の決勝トーナメント。先人たちの意見を糧にし、1次リーグ同様の周到な準備を重ねて、さらに歴史を作ると誓った。

 前夜までの鬼は、そこにはいなかった。午前中に行われた会見。「寝付けませんでした」。リーチ主将は、いつもの穏やかな口調で話した。

 有言実行のスコットランド撃破だ。「ボコりたい」と誓って臨んだ一戦。入場時には一緒に歩くエスコートキッズと会話を交わした。「『スコットランド、ボコってください』って言われました」と約束を果たした一戦を笑って振り返った。

 破竹の4連勝。1次リーグ1位突破。「怖いぐらいに強くなっていると思います。応援があったからこそ強く、頑張れている」。確かな手応えはあるが、決勝トーナメントを控えて「ゼロからスタートして、もう一回作り上げることが大事。さらに日本の歴史を作りたい」と強調した。

 歓喜の一瞬はもう過去のこと。ひとつの目標には到達したが、達成感はまだない。次は強豪南アフリカ戦。4年前は波乱の主役となったが、9月6日の壮行試合(熊谷)では7-41と大敗した。

 「得たものがたくさんあった。自分たちで集中しすぎると周りが見えない。スペースが見えない。みんな大事なところでミスをした」。敗因を相手ではなく、自滅と捉える。修正可能だ。

 未知の領域である決勝トーナメント。「メンタリティーが大事になってくる」と言う。国や競技の壁を越えたアドバイスを生かす考えだ。

 02年サッカーW杯日韓大会で16強進出を果たした当時の関係者と昨秋に対面。サッカー日本代表が決勝トーナメント1回戦で敗れたことを「『(1次リーグ突破で)週の始まりはみんなすごく喜んでいて。ゴール(目標)が成功(達成)した』みたいな話をしてくれました」と明かす。その上でラグビーは「今新しい歴史を作ったけど、ここから先が大事」と戒めとする思いだ。

 さらに「僕が一緒に戦った人がオールブラックスにもたくさんいて。(決勝トーナメントで)どうやって過ごしたか、どういうことを大事にしてきたか、ひと言もらいたい」と助言を求める考えだ。

 ゴールはここじゃない。まだ終わりじゃない。「次に勝って、その次の試合また勝っていくことが大事」。目指す場所は、ずっと先にある。

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