姫野“快幕”任せろ…開幕戦ナンバー8抜てき 負傷明けも体調万全「すごくわくわく」

 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本-ロシア」(20日、味の素スタジアム)

 日本ラグビー協会は20日のW杯開幕戦、ロシア戦の試合登録メンバー23人を18日、発表した。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=49)は6日の南アフリカ戦で右肩を痛めたアマナキ・レレイ・マフィ(29)=NTTコミュニケーションズ=をメンバー外とし、ナンバー8に姫野和樹(25)=トヨタ自動車=を抜てき。フランカーのリーチ・マイケル(30)=東芝=が主将を務める。右ふくらはぎを痛めているWTB福岡堅樹(27)=パナソニック=はメンバー外となった。

 晴れ晴れとしたさわやかな笑顔に、自信が満ちあふれていた。姫野は「開幕戦のスターティングメンバーとして選ばれたことは光栄ですし、うれしく思っている。すごくわくわくしている状態」と高揚感を口にした。

 “持っている男”だ。17年11月のオーストラリア戦(日産)では強豪相手に代表デビュー戦トライの離れ業。今年7月27日のパシフィックネーションズ杯フィジー戦(釜石)ではトライで自らの25歳の誕生日を祝った。

 開幕戦出場に黄信号がともったのは8月末の網走強化合宿中のこと。練習中に左足首を派手に痛めた。その瞬間を「すごく不安になった」と言うが、予想以上に軽症だったことも“持っている”証明。堀江の「神様がくれた休息だと思え」との言葉で前向きにとらえた。休養十分。逆に万全の状態に整った。

 4年前は“持っていない男”だった。13年夏の日本代表候補合宿初日に左足を骨折。その影響で15年W杯代表を逃した。「(W杯で日本代表が)南アフリカに勝って、うれしさと同時に悔しさがこみ上げてきた。そのときに代表に入るという目標がクリアになった」。念願の舞台に立つ。

 稲垣が「インパクトのある選手。チームに勢いをつけてくれる」という強じんな肉体と推進力で、チームに活力をもたらす男。W杯デビュー戦を「プレッシャーがあるほうがいいプレーができる。昔からそういうタイプ」と心強い。“持っている男”に生まれ変わったこの4年間を「心技体ともに成長できた。自信を持って戦いたい」と自負する。大舞台で、結果を残す。

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