まだまだ出てくる?パワハラとスポーツ
体操の宮川選手が、処分が発表された指導者からではなく協会からパワハラを受けていたと「逆告発」会見を行った。これまでに明らかになった女子レスリング、日大アメフット、アマボクシングなどをまとめてみた。
公開日:2018.9.7
アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟で内紛が起こっていることが19日、明らかになった。都道府県連盟の有志による「日本のボクシングを再興する会」(鶴木良夫会長)が今月になって、日本連盟の山根明会長に対する「退会要求書」へ賛同を募っている。結果を受けて臨時総会の開催を求める意向だ。同会は要求書で「判定の不当な操作」「都道府県関係者等への度重なるパワーハラスメント」「数々の不正経理」などを理由に挙げ、それぞれ証言、証拠があるとしている。
アマボクシング界に内紛 判定操作やパワハラなど…山根会長に「退会」要求へ
「日本ボクシングを再興する会」がスポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ協会などに郵送した告発状に、公式戦での不正判定を強要されたという複数の審判員の証言書が含まれていることが30日、わかった。日本連盟の山根明会長の強制力が働いていたことが証言されている。
ボクシング不正判定疑惑に審判員証言 山根会長に逆らえれば「使われなくなる」
ある全国大会の決勝前の審判ミーティングで山根会長は片方の選手のボクシングスタイルを「評価してはならない」とし「世代交代だ」と明言。審判員はもう一人の選手を「勝たせなければならないと認識させられた」と証言した。
ボクシング不正判定疑惑に審判員証言 山根会長に逆らえれば「使われなくなる」
審判員が強制に逆らえなかった理由について、告発人の一人は「試合で使われなくなったり、審判の昇級試験を受けられなくなったりする」とパワーハラスメントの状態にあったと説明する。あるA級審判員は過去4大会などで山根会長からすべて自己負担での参加を指示されたとし、「全部連盟が出してくれた人もいるので規定はあやふや」と証言。過去に奈良の選手を負けにしたことがあり、観客の前で叱責(しっせき)されたことも明かしている。
ボクシング不正判定疑惑に審判員証言 山根会長に逆らえれば「使われなくなる」
不正問題に揺れる日本ボクシング連盟の山根明会長(78)が8日、大阪市内で「本日をもって辞任を致します」と表明した。ただ報道陣の質問を受け付けず、「辞任」の中身が判然としない“灰色辞任”。約3分間の声明を発表するだけの一方的なものだった。
山根会長、辞任表明 告発側は徹底追及姿勢!除名と全理事解任要求