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ノムさん「わたしは理を持って戦う。星野は恐怖を持って戦う。正反対のタイプ」

講演会を行った野村名誉監督=宮城県亘理郡
 【2010年10月31日付デイリースポーツ紙面より】
 楽天・野村克也名誉監督(75)が30日、誕生したばかりの星野仙一監督(63)率いる新体制にもの申した。この日は宮城県亘理郡で講演会。ヘッド兼打撃コーチに就任確実な田淵幸一氏(64)の参謀役としての適性に疑問符をつけるなど、星野政権をボヤキ倒した。
 「星野監督になりましたけど…」。いきなりタイムリーな話題に切り込んだ。「すごく血の気が多くて…。ベンチに扇風機は(壊されるから)置かない方がいい。わたしは理を持って戦う。星野は恐怖を持って戦う。正反対のタイプ」。そう言って、会場を埋め尽くした641人の聴衆を沸かせた。
 さらにノムさんが不安視するのは…。「星野がそういう監督だから、昔は島野っていうヘッドコーチがいてコイツが上手にフォローしていたんです。島野があの世行っちゃいましてね。島野役を誰がやるのか」
 田淵氏がヘッドとして参謀役を務めることになりそうだが「田淵…。これは無理ですね。現役時代も、彼は自分の打撃にしか興味なかった」とバッサリだ。加えてエース岩隈の大リーグ移籍が濃厚な状況。「いろんな意味で心配です」と古巣を案じた。
 ただ、ボヤいてばかりでもない。星野氏が阪神監督時代に金本、下柳を獲得した例を引き合いに「政治力はわたしにないものがある」と補強術には期待。「あとは星野が何とかするやろう」と最後はエールで締めくくった。

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