たぬかな「原点回帰」誓う!地元徳島で学園祭に初出演&経産省とJeSUの検討会で

 地元・徳島のイベントで刺激を受けたというたぬかな
 女子プロゲーマー代表としてeスポーツの思いを語るたぬかな
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 大阪が拠点のeスポーツチーム「サイクロプス大阪」を応援する月1回の企画「月刊たぬかな」。今月のたぬかな選手は、初の学園祭への出演。ゲームセンターでの交流。さらに経済産業省とJeSUのeスポーツ検討会への出席など、自身やeスポーツの原点をあらためて考える機会に恵まれました。今月号は、自らの言葉で「原点回帰」の1カ月を振り返り、今後のさらなる活躍を誓いました。なお10月は日本最大級の大会「東京鉄拳マスターズ2019」に出場。女子最高の49位と奮闘しました。

 ◇   ◇

 今月は自分自身やeスポーツをあらためて考える機会となりました。その最大の出来事は「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」への出席です。プレーヤーでは、ときどさんと私の2人のみが選ばれており、私はいわば女子代表ですね。

 10月29日の第2回会合では「男子と女子でリーグを分ける」との議題があがり、意見してきました。実はeスポーツは、男女や年齢など関係なく一緒に戦えることが魅力と打ち出しているのです。だからこそ分けないでほしい。「女子だけで限定の大会を別に開くことは賛成。ただ全員が目指す最上位級はオープンで。そこで活躍してこそ意味がある」と訴えました。プレーヤーの意見は大事!と理解を示していただけました。

 また、初めてのことでは、11月2日には地元・徳島にある専門学校の学園祭にゲスト出演しました。「鉄拳」の対戦などで学生の方と交流しましたが、「応援しています」や「動画を見てます」と声を掛けていただきました。やはり地元の声援はうれしいです。「もっと頑張ろう」と気を引き締めました。

 翌3日には広島で「YAMADAカップ中四国予選」にプレーヤーでなくゲストで参加。組み手などで盛り上がり終了後はゲームセンターに行き、地元の人と対戦しました。オンライン対戦がなかった頃のことを思い出し懐かしい気持ちでしたね。

 地元で刺激を受けて、原点に返り自分を顧みることができた。気持ちも引き締めて、来月の「鉄拳」では世界で一番大切な大会「TWT 鉄拳ワールドツアー」の、最終予選優勝。そして本戦での優勝を目指します。

 ◆たぬかな(本名谷加奈=たに・かな)1992年11月21日生まれ、27歳。徳島県徳島市出身。女性では日本国内2人目のプロゲーマーで、国内外で高い人気を誇る。高校時代に放課後、ゲームセンターに通っていた時に格闘ゲーム「鉄拳」に熱中し、現在に至る。MBS「YUBIWAZA」に準レギュラーとして出演中。

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