日本記録保持者の中島ひとみは銀メダルに涙も「素敵な負けでした」後半猛追で前日本記録保持者・福部真子との大接戦も0秒04差及ばず「これが実力。なんの言い訳もなく全力で出し切った」
「アジア大会・陸上」(27日、パロマみずほスタジアム)
女子100メートル障害決勝が行われた。日本記録保持者の中島ひとみ(31)=長谷川体育施設=は12秒78で銀メダルを獲得した。前日本記録保持者の福部真子(30)=日本建設工業=が12秒74で日本勢44年ぶりの金メダルを獲得した。
わずかに届かなかった。序盤に福部に先手を奪われたが、中盤から一気に猛追。ゴール前は完全な一騎打ちとなったが、わずかに届かなかった。レース後、中島の瞳には涙が浮かんだ。それでも「1位になることをずっと思ってやってきた。本当に準備してきた。これが実力。なんの言い訳もなく全力を出し切った」と涙しながら語り、「素敵な負けでした」と、うなずいた。
6月の日本選手権では30歳にして、初優勝。8月には富士北麓ワールドトライアル、ナイトゲームス・イン福井で立て続けに日本記録を更新した。急上昇中の中島は、今大会の目標は「金メダルと日本記録更新」と設定していた。
予選は、12秒85でトップ通過。雨が降り、気温も低い悪環境の中だったが「どんな状況でもできる限り自分のできることをすることにフォーカスした」と全集中して走った。
大会開幕前には、予選の日程が26日から27日にスライドした。それでも予選から大声援を浴び「日程が変わってしまった中で来られなかった方もたくさんいたと思うんですけど、こうしてたくさんの方が陸上に興味を持ってくれるのはうれしい」と喜びを語っていた。
