大相撲 体重57キロ力士が前相撲デビュー、165キロに真っ向勝負も敗れる「壁に当たっているよう」
「大相撲秋場所・3日目」(15日、両国国技館)
前相撲が行われ、57キロの軽量が話題となった新道(15)=本名・新道帝憲、高田川=は松の里(19)=本名・小林梅太、二所ノ関=に突き落とされた。
白星デビューは逃したが、強豪の鳥取城北高出身で昨年の高校総体団体優勝に貢献した、体重165キロの松の里を相手に真っ向勝負を挑んだ。108キロ差にも構わず頭から鋭く当たりはじき返されても、再び突進したところを右で突き落とされた。
完敗にも「当たった瞬間、壁に当たっているようだった。稽古場とは全然違いました」とすがすがしく脱帽した。現在は体重を増やすことにも注力。50キロ台の体重が話題を集めたが「軽いことは別に嬉しいことではない。体重をもっと増やして、すごいことで有名になりたい」と前を向いた。
茨城県つくば市出身、小6で静岡県浜松市に転居。ブラジリアン柔術を始め、中部地区の柔術大会で1位などの成績を収めた。RIZIN元フェザー級王者のクレベル・コイケからも指導を受けたこともある。祖父が高田川部屋関係者と縁があって入門し、6月から部屋で寝食をともにし稽古に励んできた。
1932年1月場所で新弟子検査に体格基準が明文化された。2023年9月に事実上の体格基準撤廃となる運動能力検査が3年前に導入されたとはいえ、50キロ台の新弟子は極めて異例。なお、戦中戦後の混乱期は力士数減少のため、体格基準を厳密に求めない時期があったという。
