男子110メートル障害・阿部竜希が日本勢最上位5位 長身生かした豪快な走り「100点。これだから陸上はやめられない」
「陸上・アルティメット選手権・第1日」(12日、ブタペスト)
世界のトップ選手を集めた新設大会が開幕し、男子110メートル障害決勝で阿部竜希(23)=エターナルホスピタリティグループ=が13秒24で5位に入った。村竹ラシッド(JAL)は13秒71の6位。世界記録保持者のジャコビー・サープ(米国)が12秒94で勝った。男子400メートル予選で中島佑気ジョセフ(富士通)は45秒00で2組5着に終わり、決勝進出を逃した。世界陸連によると、陸上では過去最高額の賞金総額1千万ドル(15億4千万円)で、五輪や世界選手権覇者らが争った。
トラックの最終種目となった男子110メートル障害。日本勢最上位は村竹、泉谷に次ぐ「第3の男」だった。順大の先輩2人の高い壁に阻まれて五輪や世界選手権の出場経験がまだない阿部が、191センチの長身を生かした豪快な走りで存在感を示し「100点。陸上はこれだからやめられない」と高揚感が表情に漂った。
男子短距離のウサイン・ボルトさん(ジャマイカ)ら陸上界のスターが見守り、収容人数2万人超の会場は満席。お祭りムードの中でも、自分を見失わなかった。予選はスムーズな足さばきで大きく減速せず、通過圏内ぎりぎりの1組4着に入ってガッツポーズ。決勝は「楽しくてレースを覚えていない」と無心で走り、村竹に先着した。
愛知・名古屋アジア大会の出場はならず、視線は既に来季へ。「また世界に戻ってこられるように頑張りたい」と決意を新たにした。
