霧島に泥だらけにされた一意は悲鳴「本当に覚えていない」初の巡業で一番の美味はあきたこまち「米が好き」【大相撲】
「大相撲・夏巡業」(28日、日本スポーツ振興パークみらい体育館)
西前頭15枚目の一意(24)=木瀬=がぶつかり稽古で大関霧島に胸を出され、幾度も転がされて息も絶え絶えになった。
会場から「頑張れ~」と温かい声援が飛ぶ。5分以上みっちりと胸を出された一意は、時折悲鳴を上げながらやり遂げた。「本当に覚えていない。途中で息ができなくなって、そこで一瞬われに返ったが、また始まった。気づいたら(土俵を)降りていたので、終わったんだなと感じた」と振り返った。
中学で石川に相撲留学し、高校、大学と実績を重ねた。日大では足のケガがあり、泥だらけになるほどぶつかるのは「小学校の時以来です」と語り「何か一皮むけたのかな」と大関に感謝した。
初めての巡業で205キロの巨漢は「初めていく所もあった」と各地で舌鼓を打ったという。一番おいしかったものを問われると「秋田で食べた『あきたこまち』です。米が大好きなので。ウソだと思われるかもしれないが、米が生きていた」と述懐した。
霧島は「新入幕なら、このぐらいぶつからないといけない」と一意を思いやった。その頑張りを「キツイですから、簡単ではないです」と認めていた。
新入幕の名古屋場所は5勝10敗に終わった。十両への転落が確実。一意は「意識しすぎたというか、自分が通用するかどうかという不安とか恐怖があった。僕の気持ちがちょっと遅れるというか、思ったような相撲が取れなかった」と反省。そして「立ち合いですね。自分から攻めて負けることはないと思う。前に出ることを意識する」とテーマを掲げ、巻き返しを誓った。
