八村塁 チーム最多22得点 746日ぶり日本代表で快勝導いた 異次元プレーで貫録「みなさんの前でプレーできてうれしい」
「バスケットボール男子・買取大吉CUP2026、日本88-68韓国」(15日、有明アリーナ)
五輪切符が懸かる27年W杯のアジア2次予選に向けた強化試合として行われ、世界ランク22位の日本は韓国(同57位)に88-68で快勝した。パリ五輪1次リーグ・フランス戦以来746日ぶりの代表戦となった八村塁(28)=クリッパーズ=はスタメン出場。3本の3点シュートを含む22得点と異次元の活躍を見せ、勝利に貢献した。
八村が満員の有明アリーナをいきなり沸かせた。開始15秒、中央からミドルシュートを決めて日本の初得点を演出。その24秒後には河村からのパスを受け取り、3点シュートを射抜いた。さらに続けて3点を追加し、開始2分足らずで8得点。格の違いを見せつける異次元のプレーで、1万3613人が集まった会場の視線を独り占めした。
その後も4クオーター全てでコートに立った。1対1では片手でボールを操り、ノーフェイクでシュート。守備ではゴール下に陣取り、相手が1ミリも押し込めないほどの圧倒的なパワーを見せた。第3クオーター終了間際のラストプレーでは、終了のブザーと同時にNBAで磨いたストップ&シュートをさく裂。チーム最多計22得点で、エースの貫禄を見せつけた。
ボールを持っていない時間帯では、声を張って仲間に指示を送るリーダーシップを発揮。「みなさんの前でプレーできてうれしい。アグレッシブにプレーを引っ張っていこうと思った。僕もベテラン。日本のバスケを強くする責任を感じながらやっている」。プレー中には笑みを何度も浮かべ、充実感をのぞかせた。
パリ五輪後は日本協会に不信感を示したが、2年の時を経て和解し、復帰した八村。W杯アジア2次予選へ「次のW杯、五輪に向けて大切になる。日本一丸となって戦っていきたい」。ロサンゼルスの地で目指す悲願の五輪初勝利へ。頼もしすぎる男が帰ってきた。
◆バスケットボール男子の五輪への道 ロサンゼルス五輪には12チームが出場。開催国の米国と、27年W杯(8~9月、カタール)において各大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)の最上位1チーム、ヨーロッパとアメリカ大陸の2番手、さらに世界最終予選から4チームに出場権が与えられる。日本はW杯アジア2次予選に臨み、同予選を勝ち抜いた7チームと開催国のカタールがW杯に出場する。
