父は空手の東京五輪コーチ、大相撲力士が右膝重傷から復帰へ 寅武蔵「早く番付を戻したい」術後初めて相撲取り手応え

相撲を取る寅武蔵(右)
部屋コーチを務める元大関の小錦さんに声をかけられる寅武蔵
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 大相撲の寅武蔵(21)=武蔵川=が秋場所(9月13日初日、両国国技館)で、昨年夏場所以来8場所ぶりに土俵へ戻る見通しとなった。14日に都内の部屋で、昨年の夏以来、相撲を取る稽古を行った。「怖さよりも緊張の方が大きかった。痛みはなかったので良かった」とほっとした表情で語った。番付外のため、前相撲から復帰する。

 昨年の名古屋場所に向けた稽古中に右膝重傷を負った。故郷の山梨で2度の手術を経て、リハビリを開始。師匠の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)から「焦らなくていい。しっかり治そう」と励まされ「ネガティブにならず、ここまで来られました」と振り返った。

 父親の樋口大樹さんは空手家で、強豪の山梨・日本航空中高の指導者。東京五輪代表チームのコーチも務めた。父からは「ケガをしてしまったら仕方ない」と見舞いの度に励まされた。「たくさんの知人が来てくれた。師匠の指示で山梨で手術・入院ができて良かった」と述懐した。

 この日は序二段力士を相手に5番取り、185センチ151キロの体格を生かして前に出た。最高位は24年春場所の東三段目41枚目。寅武蔵は「以前は痛みを抱えて相撲を取っていたが、きょうは痛みがなかった。ケガに気を付けながら、早く番付を戻したい」と先を見据えた。

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