八村塁「五輪で1勝」 28年ロス大会へ決意 協会とも「雪解け」島田会長とがっちり握手「戻ってやりたいという気持ちに」
米プロバスケットボールNBAクリッパーズの八村塁(28)が6日、名古屋市のIGアリーナで記者会見した。2年ぶりに復帰する日本代表での活動に関し「(2028年)ロサンゼルス五輪が一番大きな目標」と決意を語った。この日から次世代アスリート育成プロジェクトとして、18歳以下の男子国内トップ選手を対象にした完全招待制のキャンプ「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」を開始。8日まで行われる。
八村の五輪への思いは並々ならぬものがあった。2年後のロサンゼルス大会を目標にすると同時に「責任を感じてこれからの(予選)大会に臨んでいきたい」と決意表明。過去2大会の五輪では白星を手にできておらず「1勝したい」と力を込めた。
会見の冒頭で、八村と日本協会の島田慎二会長はがっちりと握手を交わした。八村は2024年パリ五輪後、日本代表の在り方を巡り協会への不信感を表明。当時のトム・ホーバス監督の続投にも批判的な発言をした。協会との確執から日本代表と距離を置き、今月に入って復帰を表明した八村。両者の「雪解け」が強調される場面となった。
代表は2月に桶谷大氏が新監督に就任。現在のチームの試合映像を見て「パスワークなど全部のプレーに意図があって、見ていて頼もしいバスケ、僕がやりたいと思ったバスケでうれしかった。日本代表に戻ってやりたいという気持ちになった」と明かした。桶谷氏ら指導陣については「世界で戦えるレベルで教えてくれている」との印象を口にした。
今月末のW杯アジア2次予選2試合(27日・サウジアラビア代表、31日・カタール代表)に向けた強化合宿の参加メンバーに選出されている。「子供たちが憧れる日本代表になりたい。どんどん勝っていかなければいけない。今回の試合もすごく大事」と強調。島田会長は「一緒に戦うと表明してもらったことは本当に心強い」と、日本の大黒柱を頼もしそうに見つめた。
◆バスケットボール男子のロサンゼルス五輪への道 ロサンゼルス大会には12チームが出場する。開催国の米国と、32チームが参加する2027年W杯(8~9月、カタール)において各大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)の最上位1チーム、ヨーロッパとアメリカ大陸の2番手、さらに世界最終予選から4チームに出場権が与えられる。日本は今月末からW杯アジア2次予選に臨み、同予選を勝ち抜いた7チームと開催国のカタールがW杯に出場する。
