左脚手術の若隆景が退院&リハビリ開始 師匠は「慎重にやる」「遅ければ足を失っていた」【大相撲】

 左脚手術のため大相撲名古屋場所を全休した関脇若隆景(31)は24日に都内の病院を退院し、リハビリを開始した。師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)が29日、「あまり負担をかけると再発の可能性があると言われているらしい。慎重にやるしかない」などと状況を明らかにした。

 5月の夏場所を優勝し、6月29日の番付発表会見で大関への意欲を口にしていた。今月1日の稽古中に左太ももを痛め、午後には激痛へと変わり、部屋宿舎から救急搬送された。神経まひなどを引き起こす「コンパートメント症候群」の診断で緊急手術を受けた。スポーツ選手では筋肉への衝撃が大きい際、ふくらはぎに発症することが多く、太ももは極めて珍しいという。搬送先の病院で診断が出ず、しばらくして別の病院に運ばれ、即座に手術が必要という診断が下った。

 荒汐親方は「『痛い』と言わない子が『痛い』と言っているし、顔が白っぽかった」と搬送直前の様子を語った。「本当にあと1時間半か2時間遅ければ足を失っていた可能性は高いらしい」と振り返った。術後2週間は傷口を閉じられないほどで、計4回の大きな手術を経て、21日に愛知から東京の病院に転院。歩行の支障がなくなったため24日に退院した。

 荒汐親方によると、若隆景が「痛い」と口にするのは極めてまれ。寸前まで「違和感」「つっている」と説明していた。医師にも「違和感がある」と説明し、手術前には真っ先に復帰が可能かを質問したという。

 入院中に見舞った際、若隆景は「リハビリ頑張ります」と荒汐親方に話した。8月の夏巡業と9月の秋場所は全休の見通しで、11月の九州場所は十両に転落する。親方は復帰時期を明言せず、慎重に判断する方針で「ゆっくり見守ってください」と話した。

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